Sony Alpha で撮るなら RAW か JPEG か?.ARW が本当に与えてくれるもの

Sony Alpha のメニューには必ずこの選択肢があり、写真フォーラムでは二十年来この論争が続いています。イデオロギーは脇に置きましょう。ここでは、.ARW ファイルが記録し JPEG が捨てているもの、その差が写真を救う3つの場面、そして JPEG が正直な答えになる2つの場面を紹介します。

センサーが記録するもの、JPEG が残すもの

カメラのセンサーは光を14ビット深度で測ります。色チャンネルあたりおよそ16,000の識別可能な階調です。JPEG が保存できるのは256。カメラは JPEG を書き出すとき、ホワイトバランスを決め、コントラストカーブをかけ、シャープネスを施し、圧縮して、その決定に使わなかったものをすべて捨てます。ARW は測定値のほうを残し、決定をあなたに委ねます。

その先送りの代償はすぐ目に見えます。編集前の RAW はカメラの JPEG より眠たく見える — Sony の画像処理は本当に優秀で、JPEG は味付け済みで出てくるからです。RAW の強みは、カメラの判断に異議が出た瞬間に現れます。

RAW にしかできない3つの救出

白飛びした空

顔に露出を合わせたら、雲が真っ白に飛んだ。JPEG のハイライト復元はよくて1段分で、ディテールはもうファイルに残っていません。ARW なら2段かそれ以上のハイライト情報が普通に戻ってきます。ハイライトのスライダーを下げれば、JPEG には一度も保存されなかった雲の質感が現れます。

外したホワイトバランス

ミックス光がやることは決まっています。部屋の片側には窓からの昼光、反対側には暖色の電球。オートホワイトバランスが間を取って、肌がオレンジに転ぶ。JPEG ではホワイトバランスは全ピクセルに焼き込まれていて、補正すれば色が劣化します。RAW ではホワイトバランスはメタデータです。撮った後で、劣化ゼロで選び直せます。

潰れたシャドウ

Sony のセンサーがシャドウに残すディテールの量は有名です。JPEG のシャドウを3段持ち上げればバンディングと泥になりますが、ARW なら使えるディテールが浮かび上がり、ノイズも処理できる範囲に収まります。逆光の被写体や暗い会場では、このラチチュードが一枚の生死を分けます。

JPEG が正解の場面

RAW+JPEG — 逃げ道だが、うまくいく

どの Alpha も両方のファイルを同時に書き出せます。すぐ共有できる JPEG と、手をかける価値のある一枚のときに立ち返れるネガの両方が手に入る。代償はカード容量と、少しばかりの取り込みの規律です。新しいボディが Mac の RAW 対応を追い越したときの実用的な回避策でもあります。ARW ファイルがソフトの対応を待つあいだも、JPEG は見られるままです(詳しくは Mac で ARW ファイルを開く方法で)。

本当の障害はワークフロー — そしてそれは直せる

JPEG で撮るフォトグラファーの多くは、RAW と聞くとカタログアプリでの一晩を連想するからそうしています。Lightroom か、さもなくば何もなし、という時代にはそのとおりでした。いまは違います。RevelRaw.ARW を開き、AIによるシーン判別で写真を読み取り、40種類以上の厳選プリセットを並べ替えて、強力なスタート地点をワンクリックの距離に置きます。好みで微調整して、Instagram・プリント・Web に合わせたサイズで書き出すだけ。「RAW で撮った」から「写真が仕上がった」までは数分の話になり、そのあいだもファイルはラチチュードを1段も失いません。

今週末、RAW+JPEG で1枚撮ってみてください。ARW を編集して、カメラの JPEG と並べて比べてみましょう。RevelRaw は無料でダウンロードでき、フル品質の書き出しが1回分ついてきます。Mac App Store で RevelRaw を入手(macOS 26 以降)。

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